ジャンプ感想(2022年49号 表紙:ワンピース)

〇表紙(ルフィ&ウタ)

100巻の表紙を見た時も思ったけど、ルフィってこういう笑い方するっけ?口角が上がっているニンマリ感に少し違和感を覚える。個人的には大口開けて笑っている方が良いと思う。イラストとしては好み。

 

〇ワンピース(巻頭カラー)

ワンピースという作品は単行本の裏に「海洋ロマン」と書いてあるように、ファンタジー要素は薄いタイプの作品だと思っていたけれど、ここにきてSF感マシマシになってきていてとても面白いです。これまでにいくつもの島を冒険して読者に世界の広さを感じさせていたからこそ、その歴史というものにこれだけ引き付けられるのだと思います。

あとロビンがナミを傷つけられて激昂してるのがとても良かった。

 

〇僕とロボコ

何よりも掲載順の高さにびっくり。ビビディ・バビディ・ブーをスポポビッチ・ヤム―に変えるのは技ありの一本って感じでとても笑いました。

 

〇呪術廻戦

特級術師になるための条件が「単独での国家転覆が可能であること」であるということが明かされました。夜蛾学長が特級認定されたことや今回の夏油に対する羂索の説明を聞く限り、五条悟みたいな圧倒的規格外な存在を除けば、個人で軍隊を持てるかどうかみたいなことも大きそうだと感じるかも。乙骨が0巻で里香ちゃんが昇天した後に再び特級認定された理由も「リカちゃん」の存在が大きそう。

逆に言えば、五条先生とタイマンはってたミゲルは間違いなく化物ではあるけど、広域制圧の手段が無い以上は、「特級術師」ではなく「特級相当の一級術師(呪詛師)」ということになるとしたら、一級の範囲が広すぎる。宿儺と蟲くんが同じ特級呪霊扱いなのもそうだけど、あの世界の規格ガバガバすぎる…

あと先週芥見下々エヴァンゲリオン好きすぎるって言ったら、今度はクレヨンしんちゃんなのは何の漫画なのか?

 

〇逃げ若

全身がゴムのゴム人間ですら寿命が縮んでしまうのに、普通の馬にギア2やらせたら一瞬で命を使い果たしそう。ここにきて仏野郎をわざわざ拾う丁寧さが松井優征って感じ。

 

〇ヒロアカ

「今度はおまえたちの子どもが標的になるぞ」はどうなんだろう。復讐を止める方法として脅迫まがいの物言いをするということは、個人的には何とも言い難いかも知らん。

 

〇pppppp

何かファンタかわいそうになってきた。「エゴ」がファ編のテーマなんだろうけど、ファンタのプロ意識の高さとの相性が悪すぎる。自分の価値を自分自身に証明し続けないと存在理由を失ってしまうのは、無条件の愛情のようなものを信じられなくなってしまったゆえのものなのは、フィクションも現実も一緒なのかな…

 

〇アンデラ

我々が知っているニコは既に悲劇が起きてしまった世界線のニコだったけど、本来は結構ラフな人なんだな。

 

今週は以上。来週のタコピーの作者の新連載と西尾維新原作がきになる。